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自己愛性人格障害とは何か? 軽度の場合には治療が可能か?
自己愛性人格障害とは
自分は他の人よりも特別で、非常に優れた存在であるとの思い込みが強過ぎる症状を指します。誰しも、多少の自惚れは持っているものですが、自己愛性人格障害の人は、それが過度な傾向があるのです。自信過剰で、自分は多くの人から賞賛されて当然だと思っています。
そのため、傲岸不遜な印象を人に与えてしまうことも少なくありません。また、共感性に乏しく、冷酷な面も持っています。自分が貶されたり馬鹿にされたと思うと、ものすごく怒る人もいます。
ですが、意外なことに、この障害を抱えた人は、内面的にはもろく傷つきやすい部分を持っているのです。その弱さを自分なりに何とかしようとした結果として、他者に対して強がり、欠点を認めまいとしてしまうことになります。女性より男性に多い障害と言われています。負けず嫌いで勝負強く、競争が大好きです。
その反面、負けた時の落ち込みも人一倍激しいタイプです。簡単には立ちなおれません。治療は、軽度であれ重度であれ「薬物療法」と「精神療法」の、2種類が一般的あります。
自己愛性人格障害の治療の目的
この障害の治療の目的は、軽度の人も重度の人もそう変わりはありません。最終的には、自分自身と上手く折り合いをつけ、理想と現実とのギャップをある程度まで認め、他者と共感出来るような人になることです。専門のお医者さんとよく話し合いつつ、粘り強く途中であきらめないことが大切です。早めに気がついて、比較的若いうちに良くなる場合もあるといいます。
ただ、浮き沈みが激しいのがこの障害の特徴でもあるようです。ご自分で自己愛性人格障害かもしれないと自覚がある方は、素人判断はせず、早めに信頼出来るお医者さんに相談するべきだと思われます。どんな人にも、良くないくせや欠点はあるものです。長所と短所は裏表だと気づくことが重要です。
自己愛性人格障害の人との接し方での注意点の一つに、相手の求めを受け入れすぎないことがあります。ですが、あまり厳しい批判やお説教も避けなければならないそうで、そのあたりのバランスの取り方が重要になってきます。他の人と比べるような言葉も禁物だそうです。
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