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弱い自分自身の心から避難している自己愛性人格障害
自己愛性人格障害の人は、うわべは自信満々で強そうでも、実は弱い
自己愛性人格障害の人は、文字通りに自己愛が強烈な人です。他の人と比べて、自分が特別な価値を持った存在であるという激しい思い込みがあります。そんな「特別な自分」にふさわしい居場所や、成功を追い求める気持ちも強く持っています。
偉そうにふるまい、押しつけがましく、他の人の気持ちには無頓着です。発症している人は、人口の1パーセント未満で、女性より男性の方がなりやすい傾向があるそうです。
そのような自己愛性人格障害の人の顕著な特徴の一つは、意外なことに、プライドが高く完璧主義者で、褒められることが大好きな反面、神経質で脆い部分を抱えているというところです。
一見すると自信過剰で傲岸不遜な人という印象を受けることが多いのですが、そうした態度は、本当は弱い自分自身からの避難であるともいえるのです。プライドが傷つけられることを嫌うあまり、引きこもってしまうこともあるほどだといいます。
自己愛性人格障害の人は、実は批判や競争で負けることにとても弱い
この障害を抱えた人は一般的に上昇志向や成功願望が人一倍強く、頑張り屋さんです。「特別で優秀な自分」を証明するためには、なりふり構わず努力を惜しまない面があります。成功するためには、手段を選ばない人もいます。当然のこととして、実際に成功者・勝ち組になれる人も多いようです。そして、成功者・勝ち組になったら今度は傲慢な態度で周りの人たちに称賛を求めるのです。
ただ、自信家なだけに、挑戦したことに失敗した時や、いったんは成功しても、何かの事情で零落してしまったりした時の落ち込みようは半端なものではありません。立ち直るのは大変困難な道のりになります。
自己愛性人格障害の人は、自分の弱さや小心な部分から避難するために、強がって見せるのです。弱い自分を守る必要から、成功しようとするのかもしれません。
治療方法としては、「精神療法」と「薬物療法」があります。慢性化しやすい障害でもあるため、なるべく早めに専門のお医者さんに相談をすることが重要です。
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