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突然無関心になったり共感力に欠ける自己愛性人格障害
自己愛性人格障害の人は自分がどう見られているのかを気にする
自己愛性人格障害の人は、人に対して無関心であるとよくいわれます。ただ、実際は常に関心がないというわけではありません。たとえば、相手が自分のことをどのように思っているのかといったことには関心を持ちます。なので、自分のことをよく思ってもらいたい人に対しては、記念日を祝ったり、あるいはプレゼントを贈ることも珍しくありません。
ただ、共感力に欠けるため、相手がプレゼントのことをどう考えるのかということはあまり思い至りません。もらって迷惑なものだったり、まったく趣味に合わないものであっても、自分がいいと思ったものだから必ず相手は気に入ると考えるので、相手の反応が自分の思い通りでなかった場合は、不機嫌になります。
また、移り気な部分もあり、好みの相手が突然変わることも多いので、今まで仲良くしていた人に対して急に無関心になることもあります。さすがに、今まで贈ったプレゼントを返してほしいといってくることは少ないですが、距離を置かれて困惑した人に対するフォローはまずありません。
移り気な性格で共感力に乏しい
相手の気持ちを考えずにプレゼントをどんどん贈ってきたり、急に無関心になったりという行動について、自己愛性人格障害の人の中では整合性がとれています。自己愛性人格障害の人にとって、人間関係というのは自分の意志だけで構築しているもので、自分が嫌になったり、飽きたらそれまでと考えているのです。
急に好意の対象を変えるのも単純に飽きたから、あるいはいつまで経っても相手が自分の思い通りの反応をしない、つまり、自分の好意に応えないといった理由で、お互いの気持ちを考えながら、少しずつ人間関係を作っていくという発想がありません。なので、自己愛性人格障害の人と付き合ったことがある人からすると、わがままで冷酷な性格に見えるのです。
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