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自己愛性人格障害は共感の欠如が診断基準の一つ
自己愛性人格障害の診断基準には共感の欠如が挙げられる
人とコミュニケーションをとっていると、どうしてこの人は私の気持ちを分かってくれないのだろう、どうしてこの人は空気が読めないのだろう、という人に出会うことがあります。
それには様々な理由がありますが、見た目では判断しにくい障害が関係している場合があります。
そのような人は、思考回路の中は自分は正しいことをしていて、間違ったことはしていないと思っています。
そのため、自分の思った通りの会話が成り立たないと不機嫌になったり、攻撃的になってしまいます。
また、そうですよねという相槌を打つのではなく、でも私はねと相手の話を途中で遮って自分のことを話し始めてしまうことがあります。
相手が何を伝えたいのかを会話の中から汲み取ること自体を、理解することができないのです。
自己愛性人格障害の診断基準で共感の欠如が明らかな場合にはどうすればいいか
残念ながら、自己愛性人格障害に効く薬はありません。
まず第一に、医師の診断を進んで受けに行こうという人は多くありません。
誰にでも障害を認めたくないという気持ちはありますが、このような人の場合特にプライドが高く傷つきやすいため、説得は困難を極めます。
それどころか、説得しようとした人を敵と認定し攻撃対象にしてしまいます。
ここでも共感の欠如が見られるところなのですが、人が良かれと思って言ってくれたことを理解することができないのです。
自己愛性人格障害の人には、絶対的に自分より上の立場にあると心から尊敬している人の言うことは素直に聞くという特徴があるので、どうしても話が通じないときはそのような人に間に立ってもらうと普段のコミュニケーションもスムーズになります。
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