自己愛性人格障害の診断基準、成功にとらわれていること

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自己愛性人格障害の診断基準、成功にとらわれていること

自己愛性人格障害の診断基準

たくさんの人がいればそれぞれ考え方は異なるもの。ただ、大多数の人と違う反応・行動をする方は社会の中で浮くというだけでなく、周囲の人に被害をもたらすことにもなります。

 

たとえば、自分のことが大好きというナルシスト的な考え方は誰もが大なり小なり持っていることでしょうが、自分は特別だと誇大自己を持ち、他人に対しても特別扱いを強要するようになると自己愛性人格障害というパーソナリティ障害に分類されるのです。彼らは他人に過度に尊大な態度を取ったり、他人の幸せを憎んで攻撃してくるのです。もしも回りに自己愛性人格障害がいたら離れたほうがよいでしょう。

 

とはいえ、単なるナルシストと自己愛性人格障害、どちらに入るかの診断は難しいもの。その基準の一つとして、限りない成功にとらわれているかどうかということがあります。

 

限りなき成功

どんなにスポーツが得意な人でも頭がいい人でも、上には上がいます。「井の中の蛙」という言葉もあります。限りなく成功を続けるのは難しく、ある程度のラインで妥協するのが普通の人々。しかしながら自己愛性人格障害は他者からの賞賛のまなざしを求める想いが強く、勝つことに強くとらわれている傾向があるのです。診断基準として考えてみてください。

 

とはいえ、手段を選ばず勝ち続けようと思うと周囲の人々は迷惑をこうむります。その結果、あとで報いを受けることにならないとも限りません。

 

自信満々で強く見えるその裏には脆く傷つきやすい内面を抱えている自己愛性人格障害者。精神療法や薬物療法などの治療法もあるので、周囲の人々からの報復を受ける前に治療によって他者との共感が持てるように、勝つことにこだわりすぎず本来の自分を発見して育てていけるようにしたいものです。

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