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自己愛性人格障害の老人の診断基準について
自己愛性人格障害の人が老人になると
自己愛性人格障害は、他者の気持ちを理解することはなく、常に利用する道具として考えています。自分本位で自分が一番優れた人間であるという考えなので、自分への批判や、反対意見などには激高する、冷酷な仕返しなどを行うことすらあります。愛情というものが存在しないので、周りは情に訴えようが、気持ちや状況を説明しようが本人は全く意に介しません。
若い頃はバイタリティに溢れ有能であれば、社会生活を行っていくことは可能です。しかし、歳をとるにつれ、見た目も体力も知力も低下してくことで、様々な問題が起こりうつ病を発生したりします。そして、老人になると周りの人たちが離れていくことの孤独感、喪失感で耐えられなくなります。認知症と区別するためにも診断が必要です。
老人の自己愛性人格障害の診断基準は、自分の身体や精神的な衰えが受け入れられず、周りを下に見下ろすことを持続させていたり、うつ状態なっているかどうかです。
自己愛性人格障害の人の末路
自己愛性人格障害は、周りとのトラブルや摩擦は多々ありますが、自信ややる気があるため、事業を起こして成功することもあります。社会的に優位に立つことでますますその症状は加速しますが、結果を出していることで社会で適応しているように見えます。
しかし、中年以降体力的な衰えや、精神的な衰えが如実に感じてくることで、それを受け入れられない状況からとても耐えがたい精神状態に陥ります。老人になり、そのことが更に加速すると、今まで横柄に接してきた家族や知人たちが離れていき、その孤独や喪失感に耐えられずに薬物中毒になったり、うつ状態になったりします。
こういったことを防ぐためにも早い段階で診断し、治療していくことが必要なのです。診断基準としては、人に対する愛情がなく、自分は最高の人間であるということを信じ、周りもそれを認めることを強要しているなどです。
自己愛性人格障害の末路は、自分のプライドを保ち自分の老いを認めず、周りが去っていくことを受け入れられずに孤独や喪失感に苦しむことになります。
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