スポンサーリンク
自己愛性人格障害の診断方法と判断基準について
自己愛性人格障害の特徴
自己愛性パーソナリティ障害とも呼ばれ、自己中心的な思考が蔓延することで相手の立場や考え方に共感するという行為をとることができないため、職場はもちろん社会生活における人間関係の形成に多大な悪影響を及ぼします。
職場では上司や同僚、部下に対して自分の考えや方針を強要するため、軋轢を生み浮いた存在になりがちです。自分が認めた上司に対してのみ上手く取り入ることもありますが、最終的に失敗することがほとんどです。家庭内では我儘を押し通し、相手の気持を思いやることが欠如しているため、夫婦生活は破綻する傾向にあります。
自己愛性人格障害の診断方法と判断基準
自己愛性人格障害の診断方法には、9つの判断基準が存在します。
判断の一つに、自己の重要性があります。過去に十分な実績を収めていないにも関わらず、周囲に認められることを当然とし、時には実績を必要以上に誇張します。
自己に関する様々な空想や妄想も特徴的です。実際は存在していない自己の権力や才能、容姿や他人からの愛情などに激しい思い込みがある場合は注意が必要です。
自己の特別性は、自分の存在が他の人とは違う特別なものだと信じ、高貴な人とのみ人間関係を築くのが当然だという考えを持っています。
必要以上に他人から賞賛されることを欲することも、自己愛性人格障害の特徴です。
極端な特権意識として、他人に比べ周囲から贔屓されることが当然という考えを持ち、他人は必ず自分の意見に従うものだと考えています。
このほか、目的を達成するためには他人を不当に利用することを躊躇しない、他人の立場や考え方に対する共感の欠如、他人に対する異常な嫉妬、傲慢な行動や態度があります。
これらのうち5個以上当てはまる場合は、自己愛性人格障害の危険性が高いと言えます。
スポンサーリンク