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自己愛性人格障害の診断基準
診断基準を知ろう
人格障害のひとつに自己愛性人格障害があります。これは自分が特別な存在だという自己意識を持つパーソナリティ障害ですが、尊大な態度をとる傾向にあり、そのことで他人とトラブルを起こすことも少なくありません。
自己愛性人格障害の診断基準も知っておきたいですが、まず充分な実績がないにかかわらず自分が優れていると感じている、成功や権力、美しさ、理想的な愛への空想にとらわれている、尊大な態度、過剰に称賛を求める、他人を嫉妬する、または他人から嫉妬されていると感じる、自分の目的のために他人を利用するなどがあげられ、これらに多くの項目が当てはまっている場合は自己愛性人格障害が疑われます。
そしてこうした症状は慢性化することも多く、それゆえ治療や改善も難しいとされています。
男女比については、女性よりも男性に多いとされています。
原因と改善方法を知る
自己愛性人格障害の症状に当てはまるものがあっても、他人とトラブルを起こさない範囲であれば特に問題なく過ごせることもありますが、人間関係がうまくいかない場合は改善も考えていきたいところです。
さらに批判や挫折に耐える力が弱い傾向にあり、そのために他人と協調したり、一緒に仕事をすることが困難となることもあります。
診断基準に当てはまっているかは自身でチェックすることもできますし、より詳しく診断してもらうなら専門医に相談してみることがおすすめです。
原因として考えられるのは生まれつきの気質、さらに育てられた環境などがあげられるとされています。改善方法としては精神療法が良いとされており、根気よくカウンセリングなどを続けてくこととなります。
そして抑うつなどの症状がある場合は対処療法として薬物療法が行われることもあります。
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