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他人に嫉妬してしまう自己愛性人格障害の診断基準
自己愛性人格障害の診断基準
「自分は特別な存在である」という自分を特別視する意識があるため、ちょっとしたことでも他人に嫉妬する傾向がある自己愛性人格障害ですが、その症状にも様々なものがあります。人それぞれその度合いも違い、また目に見えない精神的な部分での症状であるため、医師でも診断をくだすのが難しいのが実際です。そのためぶれた診断にならないよう基準というものが幾つか存在します。
中でもよく利用されるのがDSMと言われる米国精神医学会が提示しているものと、WHOが提示しているICDの2種類です。DSMは精神障害の診断・統計のマニュアルのことであり、ICDは国際的な統計をもとにして公表している基準のことです。どちらも世界的基準で提示されているため医師の中でも信頼度が高くよく利用されている診断基準となっています。
自己愛性人格障害を正しく診断するために
精神的な部分の障害は診断が非常に難しいのが現実です。自分を愛するあまり他人に嫉妬しやすい傾向があり、そんな自分に対しても嫌悪感を抱いたりなど感情のコントロールが難しいケースもたくさんあります。ただその人の性格なのか、障害と言ってもいいレベルの精神的な病気なのかという判断が難しいため診断基準をきちんと利用して診断をくだすようにするのが医師の務めです。
自己愛性人格障害である本人がこの障害を自覚したり、改善していこうという前向きな気持ちになることができるかといえば、決してそういった人ばかりではありません。
それは自分が正しい、自分は特別であるという意識が当たり前となっているからです。正しく診断してもらうことによって、本人も安心して改善策を受け入れることができるのです。
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