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自分を特別と勘違いする症状のある自己愛性人格障害
対人関係でトラブルが起こりやすい
人格障害にも様々な種類がありますが、自己愛性人格障害は、自分を特別な人間だと思い込む症状があり、そうした勘違いのために他人とうまくいかない、対人関係で問題が発生することも少なくありません。
わかりやすい症状としては、自己愛が強すぎるため周囲に尊大な態度をとってしまう、過剰に称賛を求める、他人から嫉妬されていると感じることも多く、本人も嫉妬深い面があることも少なくありません。
他人への思いやりに欠け、協調性がないなどもあげられます。
思い当たる部分があっても、他の人とトラブルがなければ特に問題なく過ごせることもありますが、頻繁にトラブルが起きるとなると改善策も考えていく必要があります。
女性よりも男性に多い傾向にあり、本人には自覚がないことも多く、そのために治療が困難となることも少なくありません。
原因と改善策を知る
自分を特別な人間と勘違いしてしまう自己愛性人格障害はまずはなぜそうなるのかの原因も知っておきたいところです。
はっきりとした原因はあきらかになっていないものの、遺伝的な要素があったり、乳幼児期の家庭環境や育て方による影響もあるのではとされています。
自己愛性人格障害と思われる症状があり、問題行動が多いという場合は治療も検討していきたいですが、こうした症状の治療には心理療法が選ばれることが多く、薬が出される場合も補助的な利用が多くなっています。
治療の効果には個人差がありますが、問題行動がおさまるまでにはある程度の時間も必要ですので根気よく続けていきましょう。
うつやパニック障害などがある場合は薬を使った治療が中心になることもあります。そして本人だけではなく家族の対応も大事となりますので、家族療法も検討してみてはいかがでしょうか。
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