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病気・障害の一種、自己愛性人格障害とは
自己愛性人格障害の特徴と原因
自己愛性人格障害の人はそうでない人と比べて、非難・叱責を極端に嫌がる傾向があります。自分自身を才能・能力のある完璧な存在と思い込んでいるため、欠点を指摘されても認めないことが多く、自分を称賛・支持しない人は一切相手にしません。
友達の数が少なく、「役に立つ人間」あるいは「自分を肯定・称賛するファン」としか付き合いません。このような特徴があるため仕事や交友関係がうまくいかず、引きこもりやうつ病などの二次被害に遭うこともあります。
自己愛性人格障害は突然かかる病気ではなく、先天的・後天的要素が複雑に影響し合って起こる障害です。生まれながらに持つ過敏な性質と、生後体験する心理的虐待・トラウマが関係しています。
幼い頃に親からの厳しい躾や過干渉が繰り返されると、叱責・否定の言葉を恐れるようになり、「怒られないために、自分は早く完璧な人間にならなければ」と感じるようになります。成長してできることが増えていくと、「自分は非の打ちどころのない優れた人間だ」「完璧な自分をほめてもらいたい」と思うようになります。このことが自己愛性人格障害特有の思考・行動につながってくるのです。
自己愛性人格障害の治療
この障害はそれまで過ごした何十年という人生に大きく影響されており、うつ病などの病気と併発していることが多いため、治療期間は長期にわたり、困難を極めます。「自分を含めて、完璧な人間はこの世に存在しない」という当たり前のことを自覚して、受け入れる必要があります。認めたくない自分の弱さと向き合うことになるため、強い不安やストレスが生じることもあります。そのため治療にはカウンセリングの他に、安定剤・抗うつ薬などが用いられることがあります。
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