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自己愛性人格障害の人が謝らない理由について
謝ることは自己否定につながると考える
自己愛性人格障害とは、自分は特別な存在だという肥大した自己意識を持つ特徴のあるパーソナリティ障害です。原因の多くは、幼少期に認められる体験をしてこない、共感を受けなかったなどいわゆる子どもらしい扱いを受けなかったことにあります。
自己に対して尊大な感情があり、他者に対しての興味や愛情は一切存在しません。他者の感情を理解することがないので、自分への批判や敗北にうまく適応できずに憤怒することも多々ありトラブルが絶えません。常に自分が一番素晴らしい人間だということが念頭にあるので、自分より格下の人間を周りに置いておくことで心の安定をはかります。自分に落ち度があってもそれを認めることなく謝らない特徴があります。
自己愛性人格障害の人が謝らない理由は、謝るという行為が自己否定になるので、それ自体が恐怖になるのです。
謝ることで自分の立場が悪くなることを恐怖する
自己愛性人格障害の人は、意見の違いや自分に落ち度があった場合でも、他者に対して悪いことをして申し訳ないという思いは一切なく、謝罪することで自分の地位が落ちてしまうことを考えます。
自分が不利な状況になったら、他人のせいにする、自分が窮地に立たされたことは相手の理解不足だと思い込む、自分のプライドを守るために他者を侮蔑するなどの行為があります。何があっても謝らない理由は、自分が相手の格下に行くことを絶対的に避けるためです。自分の不手際で良くない状況に陥っても、自分の能力が高いために他者が自分にミスをするように仕向けたなどというストーリーを自分の中で作り上げます。
自己愛性人格障害の人は、謝ることで自分の立場が転落することに恐怖を感じ、恐怖から逃れるために他者が悪いということにして気持ちの安定をはかるのです。
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