自己愛性人格障害の人は他者を自分に奉仕する人だととらえる

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自己愛性人格障害の人は他者を自分に奉仕する人だととらえる

自分は特別な人間なので自分とかかわる人は自分を助けて当然と考える

自己愛性人格障害の人は、他者のとらえ方が独特だといえます。たとえば、普通の人は友人関係を結んだ人に対して対等な意識を持ちます。つまり、どちらが上でどちらが下ということはなく、同じ立場で接するという間柄としてとらえるわけです。

 

自己愛性人格障害の人も、もちろん、友情という感情はありますが、なにか自分に困ったことがあった場合、あるいはなにかを実行したいので集まってと呼びかけた場合、すぐにでも連絡をしてくるべきだという風に考えます。つまり、友達であっても自分に対して奉仕する人ととらえるのです。その逆、つまり友達が自分を一方的に呼びつける行為に対しては反感を抱きます。

 

また、自分が金銭面で困っている場合は、仲のいい友人や恋人などを財布のように思って依存します。自分は特別な人間なのでサポートされて当然だという立ち振る舞いも平気でします。

 

誰かと共依存関係になっていることも多い

自己愛性人格障害の人は、よく他者とトラブルを起こして孤立しますが、それでも社会で生きていけるのは、家族、親友、恋人など自分に奉仕する人を確保しているからです。ある意味、共依存状態といえることもあるので、奉仕する人が援助をやめない限り、自己愛性人格障害の人が、自分の性格に難があるということに気づきません。

 

なので、金銭的な援助を行うなど密接な関係がある自己愛性人格障害の人をなんとかしたいと考えるのであれば、そのお金を使って二人でカウンセリングを受けた方がいいでしょう。

 

仮に、サポートしていた人が見捨てた場合ですが、サポートの内容がお金であれば、当然困窮することになります。ただ、困窮したからといって働き出すとは限りません。現実と向き合うことを恐れて、ホームレスになってしまう可能性も充分ありますし、社会的な完全に孤立すれば立ち直るのは相当困難になるでしょう。

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