成功を夢想する自己愛性人格障害の特徴

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成功を夢想する自己愛性人格障害の特徴

自己愛性人格障害とはどんな人なのか

自己愛性人格障害と聞くと、自己愛が強いというイメージを抱きますが、ナルシストなどのように自己愛が強いだけなら、大きな問題にはなりません。人格障害という言葉にあるように、問題を抱えているから障害なのです。

 

自己愛性人格障害の場合、主に対人関係に問題が生じます。自分だけにしか興味がないために、常に自分を優先して、他人を思い遣ったりする感情が欠落しているのです。異常に高い自己評価を持っていることも特徴的で、自分は成功に値する人間だと確信していたり、勝手な自己像を夢想して、その実現にしか興味がなかったりします。

 

つまり、他人は自分の成功のためにだけ存在していると考えるので、その夢想を邪魔する人間がいると、途端に牙を剥いて攻撃してきたりします。人の気持ちは全く考えない反面、自己保身には過敏なので、他人から傷付けられることには耐えられないのです。

 

自己愛性人格障害の人間との付き合い方

自分の意に反して、自己愛性人格障害の人間と関わってしまった場合は、どうしたらいいのでしょうか。職場や、友人関係の人間の中に、こういった人間が存在した場合、関わらないことが一番です。が、しかし否応なく関わってしまった場合は、なるべく攻撃対象とならないようにするしかありません。

 

ただ、自己愛性人格障害の人間が、自分の成功欲求の中で夢想した世界に満足してい間は、非常に意欲的であったり、牽引力のある実力者として周囲から一目置かれていることがあるかも知れません。

 

なぜなら、彼らは自己表現や自己演出が巧みであったり、他人の操縦術が上手いからです。しかし、そこにほころびが生じて、仮面が剥がされる事態や、自分の地位が脅かされる事態に陥ると、一気に攻撃に転じて容赦がなくなってしまいます。

 

ですから、そうなる前に、決して相手を刺激することなく、速やかに距離を置くことが大事です。相手は、微塵も同情心は持ち合わせていないので、相手の善意を信じて油断したりはしないことです。

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