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自己愛性人格障害の特徴と老人の孤立化
自己愛性人格障害の基本的な考え方
この障害の人は、職場や日常生活などで上手く人間関係が築けないことが多いです。
言葉だけを見ると、自分を愛しすぎているような印象を受けますが、実際は逆の症状です。自分のことが愛せないので、常に強い劣等感や不安をもっています。自分は無価値だと思い込んでいるので、他人から認められたり、比較をして自分の方が上だと認識したりしたときに、不安感を解消します。
そのため、本来の自分は誰よりも優れ、特別な存在でならなければいけないと考える傾向があります。
しかし、思い描いている理想像と、今の自分ではギャップの差が激しいので、他人に対して傲慢な態度になります。批判されると、ひどく傷つき、場合によっては激怒するときもあります。自分がどう見られているか異常に気にするので、その場をしのぐためにうそをつく人もいます。
老人の自己愛性人格障害による孤立
若いころは勢いと行動力で、社会人生活を送ることができたかもしれません。しかし、高齢になると退職、身内の喪失などで孤立をしてしまう可能性があります。更に、周囲からはうそつき呼ばわりされることも珍しくありません。
老人の場合、妄想を事実としてとらえてしまう特徴があります。うそを事実だと思い込んでいるので、悪意なく話をしてしまうのです。それに加え、年齢と一緒に体力や容姿も衰えていくので、自己愛性人格障害が強い人は非常に苦痛を感じてしまいます。
そして、若いころは家族に横柄な態度を取っても、仕事で共に過ごす時間が少ないため、我慢ができました。それが、退職してしまうと過ごす時間が増えるので、ストレスを溜めてしまいます。そのまま熟年離婚に発展して、うつになってしまうなど、問題が多くなるのが現状です。
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