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自己愛性人格障害の人が詐欺師になってしまう可能性
倫理観はあるが自分の都合を優先する面も
反社会性人格障害の場合、倫理観に欠けていて犯罪を犯しやすいという傾向がありますが、同じ人格障害であっても、自己愛性人格障害は必ずしも犯罪傾向にあるわけではありません。モラハラなどにより、他人を精神的に傷つける面はありますが、違法行為についてはきちんと認識しているのが普通です。
ただ、自己愛性人格障害の人は、自分のこだわりを貫き通す面があり、そのこだわりを実現するためには多少の犯罪行為も仕方がないと考えることもあります。
では、たとえば詐欺師になる可能性はあるでしょうか。自己愛性人格障害の特徴として、初対面では華やかな雰囲気を与えるというものがあります。なので、そういった魅力に心酔する人は珍しくありません。最初からそういった人をだまそうとする自己愛性人格障害の人は少ないですが、自分が窮地に陥ったとき、利用する可能性はあります。
計画性に欠けるので金銭的に窮地に陥るケースが少なくない
では、なぜ詐欺師になってまで自分を救おうとする自己愛性人格障害の人がいるのでしょうか。まず、計画性のなさが挙げられます。自己愛性人格障害の人は、自分の未来に対して非常に楽観的なことが多く、お金がなくても将来的には入る可能性が高い、仕事がなくてもしばらくすればばりばり働けるだろうといったことを、根拠なく考えることがあります。なぜかというと、自分は優れているからというのが理由です。
しかし、実際にはお金を得る努力をしなければお金は入らないので、結局、お金が必要なときになっても手元には一銭もないということが起こりえるのです。そして、精神的に追い詰められて犯罪を働いてしまうというわけです。
また、他人の気持ちを考えないということも挙げられます。自分が犯罪を行って、捕まったとき、周囲にする人がどう思うかということを想像できないのです。自分がいいと思ったことを、そのまま実行してしまうという点では反社会性人格障害と似ている部分があるいえるでしょう。
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