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社会で成功した自己愛性人格障害の人が少しの悪評で転落するのは
社会的に認められてもちょっとしたつまずきで転落しやすい
自己愛性人格障害の人は、必ずしも自分が考える自身の評価と、社会的な評価が大きく剥離するとは限りません。なりたい自分に向けて努力をし、社会的な成功を収める人も多くいます。自分の能力を信じられるというのは、困難に立ち向かったときにそれを克服するための資質の一つですが、自己愛性人格障害の人は、この資質が豊かなので困難を乗り越えて成功することは決して不思議ではないのです。
ただ、社会的に認められたからといって、そこから順風満帆な道を歩めるとは限りません。特に自己愛の強い人は、他人を攻撃することには無頓着でも、自分が非難されることにはひどく敏感です。なので、少しの悪評が出てきただけでもひどく傷ついてしまい、普通の人よりも立ち直りが遅いため、せっかく上り詰めた社会的な地位から転落してしまうことも珍しくないのです。
周囲の対応が期待に大きく反するために傷つく
では、成功した自己愛性人格障害の人が少しの悪評を受けて傷ついたとき、なかなか立ち直れないのはなぜなのでしょうか。一つの理由として、自分が感じている心の痛みと、周囲が思う心の痛みの強さが違っているからというのが挙げられます。
つまり、自己愛性人格障害の人からすれば、つけられた心の傷は非常に甚大なものであり、周囲の人が最善を尽くしてケアにあたるべきだと考えるわけです。そうされる価値が自分にあると思っているわけですが、周囲にいる普通の人からすると、自分たちがそこまでしてケアをする必要性はないので、ある意味、通り一遍の対応になってしまいます。
そのような、希望する周囲の対応と、実際の周囲の対応の違いに自己愛性人格障害の人は傷ついてしまい、悩んで落ち込んでしまうために、立ち直りが遅くなってしまうというわけです。
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