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自己愛性人格障害の日本国内の人口割合などについて
日本での自己愛性人格障害経験者は約1パーセント
自分のことが一番大事で、他人に対する思いやりの持てない障害とである自己愛性人格障害については、日本国内の人口割合では約1パーセントの人がこの症状を経験しているともいわれています。1パーセントとはいえ、2016年の日本の総人口から計算しますと、患者数は約120万人ということになり、かなり多いという印象もあります。
尚、近年、アメリカの研究ではこの自己愛性人格障害の患者が増えているとも言われており、人口の10パーセントから16パーセントくらいの人数になるともいわれています。様々な年齢層に患者はおり、性別では女性よりもやや男性の方が多いとも言われています。
複数の症状のあらわれ方がある
自己愛性人格障害の症状のあらわれ方は個人によって様々で、複数のあらわれ方があると言われています。その1つが妄想型です。このタイプは、自分が一番だという考えが否定されるような現実は受け入れませんし、他人の言葉にも否定的だという傾向があります。また、男根型というあらわれ方もあります。
このタイプの特徴としては、自分の行動や発言に絶対的な自信があり、元気で非常に活発なのですが、他人のことはほぼ興味がなく、どうでもいいと気持の中でバカにしているという傾向があります。
また、渇望型というタイプもあります。この特徴としては、世の中の自分以外の人は自分を支えるための存在だと思っており、自分に対する賞賛や高い評価を強烈に求めるというものがあります。また、操作型というあらわれ方もあります。このタイプは自分に都合の悪い出来事などは一切無視し、他人を自分の思い通りにしようとするのです。
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