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才能や能力を認められず被害妄想に陥りやすい自己愛性人格障害
自分を賞賛しない社会に対して不信感を抱く
自己愛性人格障害を持つ人は、自分が才能や能力に恵まれていると確信しています。その上で努力をしている場合は、本人の希望通り、周囲から賞賛されてそれなりにうまく回っていくこともありますが、努力はしていないものの、才能と能力には疑いを持っていないという場合は、被害妄想に取り憑かれて三十代、四十代でも社会に出ようとしない、つまり引きこもりに近い状態になってしまうことがあります。
被害妄想とは具体的にどのようなものかというと、これだけの才能を持っている自分を引き上げないのは、社会がおかしいというものです。一般的に、才能のある人でも自分の能力を認めてもらうアプローチを取る必要がありますが、自己愛性人格障害の人は、自分が無条件に賞賛される存在だと思い込んでいるので、なにもしないまま、社会に不信感を抱くわけです。
自分の能力を誰にも認められないと引きこもりになることも
被害妄想を抱いて引きこもり状態になると、自分の才能や能力が社会から認められないことに対して、ある程度許容ができます。というのは、自分の方から距離を置いているという形を取っているからです。
ただ、当然、この状態が長く続けば続くほど、自己愛性人格障害の人の社会復帰は難しくなっていきます。なので、病院に連れていくのも一つの方法でしょう。
とはいっても、いきなり病院へ連れていこうとしても抵抗する可能性が高いので、まず、自己愛性人格障害の人が比較的心を開いている人に話を聞いてもらうのがいいでしょう。そして、何年も何十年も社会から距離を置いている場合、本人は生きづらさを感じていることはほぼ間違いないので、その部分を指摘し、専門家のアドバイスを聞いてみようということで病院へ連れていくという方法があります。
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