自己愛性人格障害の社会的成功と老人になったとき

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自己愛性人格障害の社会的成功と老人になったとき

自己愛性人格障害でも社会的成功を収める場合がある

自己愛性人格障害は、自分を常にトップに考えすべての他者を格下に見下ろします。自分の利益になるためには利用をし、人に対して愛情がありません。プライドが高く冷酷でいつも自分の素晴らしい功績を妄想しています。共感性は全くなく、人を利用することに罪悪感は全く存在しません。そして、自分に批判や反論などされた場合には、ひどく怒り反撃をします。

 

自己愛性人格障害は自己愛の度が過ぎますが、その自信と人を見下す性質が功を奏し、社会的成功を収める人もいます。自分で事業を起こすときなどは、自信みなぎる思いと他者を利用することが仕事としては良い方向へ向かう場合があるからです。しかし、老人になり体力、精神力が衰えてくるとそれまで周りにいた人たちが逃げていき、寂しい孤独な余生を送ることになるのです。

 

自己愛性人格障害の老人は、孤独になる人が多い

自己愛性人格障害のそれまでの冷淡で人の心を持たない傍若無人な振る舞いで、周りの人たちを怯えさせて生きてきた結果、老人になりその権力やバイタリティや立場が弱まってきたときに、周りの人たちや家族までもが去っていくことが多く、孤独に苦しむ老後になることが多いです。

 

自己愛性人格障害の特徴がたまたま功を奏し、社会的成功を収めていた場合でも、その周りにいた人たちと心のつながりは一切ありません。仕事として、お金のために側にいたに過ぎないのです。ですから、側にいなくてよい状態になったら、二度と会いたくない人としてみんな去っていくのです。常に自分を敬い褒められ良い気分に浸っていたい自己愛性障害の人は、その状況に耐えられずうつ病や薬物依存に走る人も多いのです。

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