母子家庭が原因で自己愛性人格障害になった可能性もある

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母子家庭が原因で自己愛性人格障害になった可能性もある

家庭環境による影響

自己愛性人格障害の原因としては、幼少期の家庭環境や養育環境が挙げられます。原因として考えられているのが、過度な愛情を注がれていた場合と愛情を十分に受けることが出来なかった場合です。両極端なことではありますが、根底には、理想とする自分と本来の自分とのギャップということがあります。

 

母子家庭もしくは父子家庭である場合、歪んだ愛情が子供に注がれている可能性があります。過度な期待を子供にすることで、子供はそれを行うことが出来ない自分とのギャップに苦しめられるようになります。その結果、自分は特別な人間であり、他の人には理解されないほどの高い能力を持つ人間であると考えに至るようになり、自己愛性人格障害となる場合があります。

 

母子家庭の場合、父子家庭に比べて経済的弱者になりやすく、子供と接する時間が少ないケースが多いようです。そのため、十分な愛情を受けることが出来ずに育った場合には、自己愛性人格障害になりやすいと言えるでしょう。

 

遺伝との関連性

自己愛性人格障害は遺伝するのかというと、遺伝の要素はゼロではないと言えます。しかし、例えそのような遺伝的・先天的な要因が合ったとしても、養育環境に大きな影響を受けると言われています。遺伝的要因が大きかったとしても、人格形成期の親の接し方が適切であった場合には自己愛性人格障害にならないケースも多々あります。

 

また、周囲のサポートがある場合、指導者に恵まれた場合なども人格障害から抜け出すことが出来る場合もあるでしょう。人格を形成する上での気質や性格と言ったものは、全てが遺伝するというわけではありませんし、人格障害そのものが遺伝するということはありません。

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