自己愛性人格障害の原因は、幼少期の過剰な甘やかし?

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自己愛性人格障害の原因は、幼少期の過剰な甘やかし?

自己愛性人格障害の原因は甘やかし?

人間は誰しも、生まれつき自尊心を持っています。そして大切に愛され、育てられることによって、幼少期になれば誰しも全能感や万能感に溢れているものです。

 

それは人間にとってかならず必要なものであり、甘やかしの悪影響でもなんでもありません。

 

この時期の子供には、十分に甘えさせることが大切だというのが定説です。

 

子供は、成長し社会に出て生活をするうちに、自分の思い通りにならないことを経験し、他者とのかかわりの中で譲り合うことや思いやることを覚え、少しずつ社会性を身に着けていくと同時に、幼少期ならではの全能感や万能感は失われていくのです。

 

しかし、社会に出るようになってからも過剰な甘やかしを続けた場合、成長に応じた社会性の獲得が阻害され、そのことが自己愛性人格障害の原因の一つになっているのではないかと考えられています。

 

甘やかされたまま大人になってしまったら

自己愛性人格障害の原因が幼少期の過剰な甘やかしにあるとすれば、それはどのような点が問題だったのでしょうか。

 

子供を甘やかすことは、厳しくしつけることよりも簡単なのかもしれません。何でも子供の言う事を聞いてあげれば、駄々をこねることも親子げんかになることもありません。子供は何でも自分の思い通りになるのでいつもご機嫌、親もにこにこしていられるでしょう。

 

しかし、そうやって子供を「一家の王様、女王様」として育ててしまうと、家族以外での人間関係には問題がでてきます。親としては、我慢や譲り合いを教えることも必要なのです。

 

甘やかしているだけでは、一見子供は満たされているように見えるでしょうが、人間として大切なものが欠けたまま大人になってしまうのです。

 

大人になってそのことに気づき、やり直そうとすることは簡単ではありません。

 

親子関係や家族関係から見直すことが必要ですから、本人だけではなく周りの方も含めたカウンセリング等で対応しましょう。

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