自己愛性人格障害はパーソナリティの未熟さが原因か

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自己愛性人格障害はパーソナリティの未熟さが原因か

自己愛性人格障害の特徴と性質

生きていくうえで自分のことを認め、愛すことは自然な事です。ですが、自己愛性人格障害の場合、そういったことが極端になり、自己愛が強いために他の人を傷つけてしまうこともあります。

 

自己愛性人格障害の性質は、見栄をはってブランド物を身につけたり、自慢話ばかりします。自分は他の人と違って特別なんだという意識も強く、根拠のない自信があります。具体的な指示もしないわりに、どうしてできないのか、なんでわからないのかと他人を責めることもあり、思い通りにならなかったり、期待通りにならなかったりすると怒り出します。

 

攻撃的な面もあり、仕事上では他の人の手柄を横取りしたり、他の人を出し抜こうともします。他の人が自分よりも優れているとわかると、嫌味を言ったり、嫌がらせをしたりする場合もあり、嫉妬心が大変強くなります。

 

自己愛性人格障害の原因は

自己愛性人格障害の原因には気質的な要因や乳幼児期の環境、脳内にある神経伝達物質のバランスが乱れている、ということが関係しています。特に大きく関係しているのが乳幼児期で、未熟な自己の愛を満たすことができず、パーソナリティを確立できない、未熟のまま成長してしまうと障害が起きやすくなります。

 

乳幼児期に親や周囲の大人がきちんと子供の成長をうけとめ、子どもが話したことや見たことを誇らしげに話したときはすごいね、など的確に共感すると、自分はできるんだ、という自信につながっていきます。

 

自己愛性の場合は、自分の自信がないゆえに、他の人を攻撃したり、他の人を傷つけても自分の存在価値を見出そうとし、アピールをします。失敗を経験することが少ないと障害が起こりやすくなります。

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