自己愛性人格障害は神経伝達物質不足が原因かもしれない

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自己愛性人格障害は神経伝達物質不足が原因かもしれない

原因の一つとして考えられていること

自己愛性人格障害の原因は明確にはされていませんが、幼少期の過剰な愛情もしくは愛情不足が原因として有力視されています。しかし、実はその他も原因として考えられていることがあります。それが、神経伝達物質の不足です。

 

神経伝達物質と言う言葉は聞いたことがないもしくは聞いたことはあるけれどどのようなものか分からないという人も多いかも知れませんが、セロトニンやドーパミン、ノルアドレナリンという言葉のいずれかは聞いたことがあるのでは無いでしょうか。

 

神経伝達物質について

ノルアドレナリンは、ストレスを感じている時に多く分泌されると言われている物質であり、分泌されると興奮状態となると同時に不安感や恐怖感を感じるようになります。

 

そして、セロトニンですが、食欲や睡眠に深い関わりのある物質です。やる気が出る、気持ちが明るくなるという特徴のある成分でもあります。

 

ドーパミンは覚醒や陶酔感、快楽などの感情を左右する物質であり、多く分泌された時には、攻撃性になる、創造力が高まると言われています。この3つの物質のバランスにより、人の感情は左右されています。

 

これらのバランスが保てなくなると、自己愛性人格障害になるのでは無いかと言われています。自己愛性人格障害の治療では、薬物療法が行われることもありますが、使用される薬物の中には、ドーパミン系の神経に作用するものやセロトニンなどの神経伝達物質を焼成する成分が配合されているものなどがあります。

 

薬を飲むことにより、自己愛性人格障害そのものを治すということは残念ながら出来ませんが、症状を和らげる効果を期待することが出来ると考えられています。

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