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学童期の影響が自己愛性人格障害の症状の引き金に
学童期の影響
学童期は一生の中で最も敏感な時期です。小学生なんて何も考えていないという大人たちもいますが、彼らは彼らなりの社会の中で必死に生きています。
子供によって感じやすさの差はありますが、この時期に親に愛情がもらえなかったり、学校でいじめられると後の人格形成に影響が出てくることもあります。
その中の一つが、自己愛性人格障害の症状の発症です。自己愛性人格障害は愛してもらえなかった、仲間外れにされたという悲しみから自分を守ろうとして、愛情を過剰に求めてしまいます。
支配欲が強いタイプだと、ターゲットに決めた人を下に見ることで自分が満たされている、強いという安心感を抱こうとします。内気なタイプだと自分からはっきりとは言わないものの、陰険な方法で周囲からの愛情を自分に向けさせようとすることもあります。非常に厄介な障害です。
愛情をたっぷり注いであげることが必要
大人になってから自己愛性人格障害の症状を発症させないためには、学童期にはたっぷり愛情を注いであげることが大切です。もし学校でいじめられたとしても、家庭で十分に愛情を注いでいるのであれば、その子は心の拠り所を見つけることができます。
しかし、学校でもいじめられて家庭では虐待されるなどという状態では、全く愛情が受け取れずに人格は崩壊してしまいます。
そしてそんな可哀想な自分を守るために攻撃的になったり、内気になったり、過剰に自分だけを愛するという自己愛性人格障害になっていきます。
学童期の心は非常に脆いものです。特に体の成長が著しい思春期には特に言動に注意が必要です。思春期には親から構われるのを嫌がる子もいますが、そういう時にはそっと見守ることも愛情と言えます。その子が望んでいることを理解して温かく見守ってあげましょう。
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