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親からの愛情不足の養育環境が自己愛性人格障害の原因かもしれない
特徴について
自分を他者とは違う特別な人間であると思い込む、他の人の気持ちを考えることが出来ないなどの理由から対人関係を上手く築くことが出来ないという特徴を持つのが、自己愛性人格障害です。自己愛性人格障害はナルシストと言われる場合もありますが、ナルシストの場合には日常生活に支障が出るということは多くはありません。人間関係でトラブルがあるという場合には、自己愛性人格障害である可能性が高いと言えるでしょう。
原因については、明確にはされていませんが、幼少期の養育環境が大きく影響しているのでは無いかと言われています。
原因について
幼少期、自分を特別視するということはそれほど珍しいことではありません。おおくの場合、8歳を過ぎる頃には自己意識が目覚め、理想と現実、他者との違いについてしっかりと理解することが出来るようになります。しかし、養育環境に何らかの問題がある場合、例えば親からの過剰な愛情、もしくは逆に愛情不足の環境の中で育った場合には、自分が特別であるという事を当たり前の様に感じるもしくは特別では無ければいけないと思い込むケースがあります。
これは、無意識の中で感じていることであり、自己愛性人格障害を持つ人が自覚しているということはほとんどありません。それが故に、治療は非常に難しいと言えます。
治療をするためには、自分が自己愛性人格障害であるということを自覚し、自己愛と決別する必要がありますが、年齢を重ねれば重ねるほど自分の欠点を受け入れることが出来ないことも多いため、治療を受け入れることが出来ないという事も多く見られます。また、自分の考え方が他の人とは異なっているということを自覚することが出来ていませんので、治療を受ける必要性を感じていないというケーズもあります。
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