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自己愛性人格障害は遺伝や環境が影響しているか
自己愛性人格障害は遺伝が関係するか
自己愛性人格障害は、一つのタイプではなく、二極化した症状があります。
まず一つは、自己中心的な考えをもち、いつも自分が話の中心にいたり、注目の的であったりしないと気に入らなくなります。他の人への配慮は考えておらず、傲慢な態度をとります。
もう一つは、他の人に自分はどううつっているのだろうと気にしすぎてしまいます。周囲の目が気になるあまり注目の的になるのを嫌がり恥ずかしがりやになることがあります。ですが、内心では傷つけられたと感じていることがあります。
どちらの場合も、根本的には自分が大好きで、傷つけないように日々を過ごしている点です。
自己愛性人格障害の原因を考えた場合、遺伝はどうか気になりますが、自己愛性人格障害においては遺伝が関係しているのかはっきりとは判明していません。遺伝が関係しているだけでは発症しないためだからです。
環境が大きく関係している
自己愛性人格障害は、親が自己愛性人格障害であっても発症することは少ないです。人格障害が遺伝するのではなく、むしろ、親の生活の仕方や考え方などを見たり、家族からすごい子供だと過剰な評価を受け続けたりすると発症します。家族だけでなく、周囲の大人が才能や見た目をほめ過ぎるとなることもあります。過剰な評価が日々されると、次第に自分は特別な人間で、他の人とは違うと感じやすくなります。
この他、叱られたことがない、失敗したことがないといった場合も、失敗を避けるために行動をとることがあります。自分はすごいんだ、と思い続けたいためです。自己愛性は環境が大きく関係しているため、周囲の状況によって軽減していくことができます。
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