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プライドをくすぐれば自己愛性人格障害の人にトラブルなく教えられる
能力を下に見られて教えられると反発する
自己愛性人格障害の人は、例外なくプライドが高いです。ただ、どのようなときもプライドが発動するというわけではありません。たとえば、まったく未知の経験に対して誰かに教えられることは恥とも思わず、反発することはないのです。ただ、自分が自信を持っていることに対して、教師が生徒に教えるような形でいわれると、内面に怒りをためたり、あるいは表立って反発することがあります。
ただ、問題なのは教えられて反発することではありません。たとえば、プロ野球選手に対して、そうとは知らずに野球を教える人がいたら、プロ野球選手は誇りを傷つけられてかちんとくるでしょう。自己愛性人格障害の人が問題なのは、世間から見ればまったく専門家などではないのに、自分の中だけでそう思っていて、教えに反発することなのです。新入社員が聞きかじった知識だけで上司に反発するようなものです。
力を認めて相手の教えは受け入れる
では、自己愛性人格障害の人が自分より下の立場についた場合、どのようにして教えればいいのでしょうか。教える立場の人はしばしば、社会的な立場をアピールして上下関係をはっきりさせるということを行いますが、自己愛性人格障害の人に対してそれをやり、この人間はまったく実力がないと思われて失敗すると、見下されてまったくいうことを聞いてくれなくなる可能性が高いです。
自己愛性人格障害の人は、いったん相手を見下すと、すべてを自分のペースで進めるようになるのでまったく手に負えなくなってしまいます。
なので、相手の知識や能力を褒めてプライドをくすぐりながら、自分の知識と能力も示して一目置かせるようにするといいでしょう。自己愛性人格障害の人であっても、自分よりも優れた面があると認めた相手に対しては、教えられることを拒否することはありません。
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