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欠点を指摘しても全てを拒否する自己愛性人格障害の人へのアドバイス
欠点を指摘されてもまったく受け入れない
自己愛性人格障害を持つ人の特徴に、他人のアドバイスをあまり受け入れようとしないということが挙げられます。全てを拒否するわけではありませんが、自分の欠点を指摘してくるような内容のものは完全に聞き流す上に、そうしたアドバイスをした人を見下します。
たとえば、特殊な仕事に就きたいと臨む自己愛性人格障害の人がいたとします。しかし、試験やコンテントで認められないと無理で、その人は理由をつけて試験を受けたり、コンテストに応募したりせず、ただ漫然と日々を過ごしています。
そういう状況で、「アルバイトでもしたらどうか」というアドバイスはごく当たり前のことですが、自己愛性人格障害の人からすると、自分の才能を見いだすことができず、そのようなことをいってきたと捉えるので、以降、アドバイスしてきた人の話をまったく聞かなくなるのです。
夢見る未来を否定せずに現実的なことを提案する
では、自己愛性人格障害を持つ人が、あきらかに社会から逸脱していると考えられるとき、アドバイスをして普通の暮らしをさせることは可能でしょうか。
これを可能にするためには、欠点を指摘するのは厳禁で、自己愛性人格障害特有のこだわりを解きほぐすのが一番いい方法です。たとえば、自分は天才であり、今すぐにでも世の中に認められる人間だと強く思っている人に対して、アルバイトでも始めたらどうかといっても受け入れられません。というのは、彼らの論理からすれば、なぜ天才なのにアルバイトをしなければならないのかということになるからです。
彼らが現実的なアドバイスの全てを拒否する傾向があるのは、そのアドバイスは彼らにとって不条理だからです。
なので、「あなたが夢をかなえるために必要なお金をアルバイトで稼いだら」といってみるのです。つまり、自己愛性人格障害を持つ人が夢見る未来を一切否定せず、そこと現実をリンクづけるわけです。
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