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自己愛性人格障害の家族内発症が疑われてしまったら
自己愛性人格障害とは
自己愛性人格障害は、愛情不足や十分な自己理解の不足によって、現状の自分を愛せなくなってしまうことにより起こる人格障害です。
その特徴としては現状の自分を愛せないがために「本当の自分はこうではない」という防衛機能が働きます。すると他人に対して本来自分が受けるべき対応を望むようになり、傲慢な態度をとるようになります。
また成功に異常に執着するようになり、失敗や負けに対して受け入れられなくなってしまいます。
現状の自分を十分に見ることが出来ないと、なかなか理想の自分との理想を埋めることは難しいです。するとますます現状の自分が嫌いになってしまうのです。
そして自己愛性人格障害の発症には、身近な人からの愛情が大きな要因となっています。そのため家族内発症する可能性が高いです。
では、実際に家族内発症が疑われてしまう場合はどうすべきなのでしょうか。
自己愛性人格障害の家族内発症が疑われてしまったら
自己愛性人格障害の発症には身近な人、特に家族からの愛情が深く関わっています。家族からの愛情が不足していると現状の自分を認められなくなってしまいます。
また、家族からの愛情が過度にかかると今度は現状の自分の理解が十分にできなくなってしまいます。
自己愛性人格障害の治療にも、家族との関係性が重要となります。もし家族内発症が疑われた場合、最も大切なのはまず家族との関係性を見直すことです。「今のままのあなたでいい」という想いを伝え、十分に愛情を伝えていきます。ただし、愛情とは人のいいなりになることではありません。
自己愛性人格障害の患者は、自分にふさわしい対応を他人に求めがちです。そのためあくまでできないことはできない、としっかり伝えていくことも大切です。家族全体でかかわり方を見直し、患者自身が「ありのまま」を認められるような環境を整えることが大切です。
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