恥を感じやすい自己愛性人格障害は対人恐怖症になりやすい?

スポンサーリンク

恥を感じやすい自己愛性人格障害は対人恐怖症になりやすい?

敏感型は特に恥を感じやすい

自己愛性人格障害の中でも、敏感型で他人の言動をいちいち気にするタイプの人は、恥を感じやすいので対人恐怖症になりやすいです。

 

他の人の反応が気になって仕方ないので、普通にコミュニケーションをとることができなくなります。人前に出ると声が出なくなってしまったり、息が詰まるなどの心からくる体の症状が現れることもあります。

 

人と会うと冷や汗が出てパニック発作が現れるなど、心身症を伴うこともあります。対人恐怖症になりやすいのは、失敗を恐るタイプの人です。

 

自分は完璧な存在なんだと思っている自己愛性人格障害の人は、一度でも恥をかいてしまうと人前に出ることができなくなることもあります。一見すると尊大な妄想ですが、実際には自信がなくて恐怖症に陥ることもあります。

 

この症状は治りにくく、治すのに明確な治療法がありません。

 

対人恐怖の克服

恥を感じやすい自己愛性人格障害の人の対人恐怖を克服させるには「自分は不完全な存在でいい」ということを、理解させることが大切です。自己愛性人格障害の人は完璧主義な人も多く、他人にも自分にも完璧を要求することがあります。

 

そのために自分自身が恥をかくのを極端に怖がるようになってしまいます。これに対して「他人も自分も不完全な存在でいい」「生きているだけで立派」と寛大に考えられるようになれば、対人恐怖症を克服できる可能性があります。人とのコミュニケーションが苦手な人はたくさんいます。そのことを自己愛性人格障害の人が知って自分も下手でいいと思えるようになれば、人と対峙しても大丈夫になるでしょう。

 

心療内科や精神科などでは時間をかけて認知行動療法などを使って治していくので、克服したい人は医療機関を受診してみる方法も有効です。

スポンサーリンク