スポンサーリンク
恥の感情を抑制出来ないのが、自己愛性人格障害の欠点
人から辱めを受けるのが好きな人はいない
会議やプレゼンの場所において、他人から執拗に揚げ足取りをされた場合、非常に腹ただしい気持ちになるのは普通です。また本件では関係のない質問や批判を会議の場などでされたら、それこそ恥をかかされたと感じるのが普通でしょう。世の中には揚げ足取りを正しい批判だと勘違いする人々がいますので、その点は厄介です。ただ、普通の人々であれば会議の場で多少辛い感情になっても、それを前向きに許容する事が出来ます。
ところが自己愛性人格障害を抱える人々は感情の抑制が難しく、特に他人によって恥をかかされた時、その思いを唐突に爆発させてしまう事が多いです。
普通の社会人であれば嫌味な上司から揚げ足取りをされても、自制心が働くため、急に逆ギレする事はありません。翻って自己愛性人格障害の人々はその抑止力が弱く、唐突に激しい反撃に出ます。
普通の人との違い
普通の人々も嫌味な上司から、会議の場などにおいて執拗に嫌がらせに近い質問や誹謗中傷に近い批判を受けた時は憤慨します。
しかし、その場合も普通の社会人なら比較的冷静に物事に対応します。揚げ足取りの批判は基本的に詭弁です。そのため、ある程度の社会経験がある男女であれば嫌味な上司からの執拗な攻撃にも、論理的に対応する事が出来ます。あるいは華麗にスルーする等、いわゆる大人の対応で会議やプレゼンテーションの場を切り抜けられます。
一方で自己愛性人格障害の人々は感情の抑制が難しく、特に自尊心や自己愛が傷つけられたと感じた時は、本当に間髪を入れず激怒します。周囲の人々が非常に驚くレベルで激怒し、場合によっては手をあげてしまう人々も一部にいらっしゃいます。
自己愛性人格障害自体は普通のパーソナリティ障害の一つですが、極端に恥を嫌うため、他者から攻撃される事にとても弱いのが欠点です。
スポンサーリンク