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恥を極度に恐れる自己愛性人格障害者
マイナス評価は恥である
最近、自己愛性人格障害ということばをよく耳にするようになりました。自己愛が強く何事も自分中心で常に自分自身は特別な存在であると強く思い込むパーソナリティ障害のことです。自分が最も優れていると考えているので、自分に対する周りの評価も高くて当然だと思い込んでいるわけです。
ですから彼らは自分が失敗することを極度に恐れるのです。自分の失敗によるマイナス評価は彼らにとって最大の屈辱であり耐え難いものなのでしょう。少しでも自分を否定するような言葉があったり、誤りを指摘されたりすると必要以上に怒ることも珍しくありません。
明らかに自分に非があるにもかかわらず、その責任を決して認めようとせず、自分もまた被害者であるかのごとく振る舞い、他者への責任転嫁や言い訳をしながら自分自身を養護することに徹するのです。
自信がないことは回避する
自己愛性人格障害者にとって他社からのマイナス評価は最も恐れることです。彼らはなんでもうまく完璧な自分を周りに見せなければならないという強い思いから、少しでも自信のないことには極力触れないでおこうとする傾向があるようです。
例えば自分がやると失敗しそうな仕事は、「今手が離せないから」とか「これは新人の仕事だから」などと言って同僚や後輩に押し付け、自分は簡単な仕事をあたかも大変な作業に取り掛かっているかのように振る舞い、周りにアピールするのです。
自信ありげに見えますが実はコンプレックスだらけの彼らは、たとえそれが見え透いた行動であっても、自尊心を守るのに必死で他者の批判を素直に受け入れようとはしません。
自信がないとわかっていながらも恥をかくことを極度に恐れる彼らはそれを認めず、平気で嘘をついたり自分に都合のいいように解釈したりして、周りにアピールすることで自分を正当化するのです。
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