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自己愛性人格障害と境界性人格障害の区別とはどのようなことか
自己愛性人格障害の特徴にはなにがあるか
自己愛性パーソナルティ障害とも言われている自己愛性人格障害は、人口の1%の方が発症するおそれのある病気です。ネット社会になり、匿名での投稿ができるようになったため、自分を良く見せようと思ったり、他の人を執拗に攻撃したりするケースが増えており、その影響をうけて自己愛性人格障害も増加しています。
特徴には、人の気持ちを理解することができず自分の都合だけで物事を進めてしまう、自分のやり方を押し付ける、馬鹿にされるのを極端に嫌がり傷つく、人の目が気になりおどおどする、注目の的でいたいと思い実行するといったことがあげられます。
自己愛性人格障害はさらに操作型、渇望型、妄想型、男根型の4つのタイプにわかれており、男性に多くみられます。
環境的なことが要因となっているため、生育歴などが関係しており治療には精神療法や薬物療法が用いられます。
自己愛性人格障害と境界性人格障害の区別とは
自己愛性人格障害も境界性人格障害も似た点が多くありますが、共通点としては、自己中心的で、対人関係がうまくいかない、対人関係がうまくいかないので、情緒不安定になるといったことがあります。
境界性人格障害の場合、他のひとに依存する、見捨てられたと感じやすい、人を操ろうとして様々な人を巻き込むといったことがありますが、年齢と共に落ち着いてきます。
一方自己愛性の場合は、挫折に弱い、自分は特別な人間だと思う、孤立しがち、人の気持ちを理解しようとしないということがあり、年齢と共に悪化することが多いです。
この2つを区別することはなかなか難しいため、自己愛性であっても境界性と診断されることもあります。
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