自己の栄光を過大に語る自己愛性人格障害と強迫性人格障害

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自己の栄光を過大に語る自己愛性人格障害と強迫性人格障害

自分の栄光を語らずにはいられない自己愛性人格障害

自己愛性人格障害の人は自己の栄光を語ったり自分がいかに優れているのかを周囲に示そうとします。そうしなければ自分を維持することができないからです。自分が素晴らしいと信じている反面、それが根拠のないものですので常に確認していないと不安になります。自分で確認するために他者から賞賛されようとするのですが、実態を伴いませんので心が満たされることがありません。

 

話がとても大げさで、最初はその語り口に引き込まれてしまう人も多いのですが、その中には嘘が交じっていたり矛盾が多かったりしますので次第に周囲は気付き始めます。しかし、本人には嘘をついているという意識はあまりなく、どこまでが本当なのかが自分でも分からなくなることもあります。自分の中でのルールに苦しめられる強迫性人格障害とは大分異なります。

 

真面目すぎてルールに縛られる強迫性人格障害

自己の栄光を周囲に分からせることで自己を維持している自己愛性人格障害と違って、強迫性人格障害の人は秩序やルールに強固にとらわれてしまい、少しでもその決まりから外れると気持ちが落ち着かなくなります。責任や義務を重んじて、自己犠牲もいといません。仕事をさせればとても頑張るのですが、周囲にも自分のルールを押しつけてしまい融通がきかないこともありますので、しばしば衝突が起こります。

 

完全主義で色々なものを背負い込み過ぎてしまいますので自分が辛くなってしまうケースも多いのですが、それは虚栄心や自己愛のためであり、義務感や責任感からこなさずにはいられないのです。一緒に働く人はその人のルールを押しつけられることになりますので、全てががんじがらめになって苦労します。

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