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人の反応や無視が怖い自己愛性人格障害
人間関係をうまく築けない
なぜか人とぶつかってばかりなのは人に共感できないためで、それが原因で周囲との摩擦が絶えないのが自己愛性人格障害です。
良好な人間関係を保つには相手の気持ちを理解し、気遣いや思いやることが大事ですが、この障害においてはそんな相手の気持ちなど考えないわけですから、良好な関係などつくれないのです。しかも自分が苦しい立場に置かれても理解できないことが多いというのですから、集団や社会では邪魔者扱いすらされてしまいます。
このようないつも自分のことばかりといえばナルシストを思い浮かべますが、ワンパターンではないところがこの障害の難しいところです。例えば、常に注目を浴びたいため時には攻撃的になったり、他人を平気で利用する一方で、他人の反応を気にしたり、無視されるとばかりされたなどとすぐに傷ついたりするのです。これではコミュニケーションすら難しくなるのです。
無視されるのが一番嫌なこと
強すぎる自己愛ゆえに人間関係を上手く構築できない一方で、他人から注目の的でいたいという自己愛性人格障害は、それだけに周囲とのトラブルが絶えないのです。そんな彼らにとって最も嫌うのは他人から無視されることです。それだけに言葉を掛けてきても反応しないなど、露骨な態度を取ると自尊心に傷がついてしまい、被害者として復習しようとさえしてきます。
このように自己愛性人格障害の場合は、普通の人とは比べものにならない程の喪失感、怒り、焦りを他人に対して感じるようです。
ですから相手側としては、話は聞くが内容は聞き流している態度を取ると積極的に接してはこなくなるようです。これは、強い自尊心の裏に隠れた弱さとも言えます。自分の存在を真っ向から否定されることを恐れるため、周囲の反応にオドオドしたり、周囲から避けられる行為には怒りさえ感じてしまうのです。
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