自己愛性人格障害の人の怒りの反応の意味

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自己愛性人格障害の人の怒りの反応の意味

怒る理由

動物にとって怒りとは、相手の攻撃から自分を守るための行動です。天敵の猫に出会ってしまったネズミが激しく反応して攻撃をしかけることを「窮鼠猫を?む」と言いますが、自己愛性人格障害の人が怒るのもこれと同じことです。

 

天敵に出会ってしまったから攻撃することで自分を守っているというわけです。「全ての人が天敵ではないのでは?」と思うかもしれませんが、自己愛性人格障害の人は自分に自信がないので誰に対してでも怒りっぽくなります。

 

常にビクビクして自分を大きく見せていないと襲われてしまう、馬鹿にされてしまう、という恐怖を抱えています。自己愛性人格障害の人がやたらと偉そうな態度をとることもありますが、あれも自分を大きく見せて敵に襲われないように身を守っているのです。そう考えると傲慢な態度も少しは可愛く思えてくるでしょう。

 

激しい怒りの反応は危険

自己愛性人格障害の人が見せる怒りの反応は、非常に激しいこともあります。DVを行う人も、自分の尊厳を守ろうとして暴力という行動に出ていることもあります。

 

言葉も暴力もどちらもターゲットにされた人にとっては危険です。偉そうにしているのを見ていれば納得するような自己愛性人格障害の人ならまだ扱いやすいですが、暴力でしか訴えられない人はタチが悪いです。

 

もしターゲットになってしまったら、一刻もはやく逃げることが必要です。特にDVの場合は攻撃されているうちに共依存の関係になり、お互いにその状態から抜け出せなくなってしまうことも多いからです。

 

心が麻痺してしまうと共依存の関係を断ち切るのが難しくなるので、はやめに手を打つことが大切です。DVの場合は警察沙汰の問題ですから、しかるべき場所に訴えることも必要です。

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