スポンサーリンク
自己愛性人格障害の人は脅かされたという感じ方をする
肯定してもらえない自分
自己愛性人格障害という障害を抱えた人たちにとって、自分自身の存在の肯定を周囲の人間たちが行ってくれないことは、非常に不満となります。彼・彼女らは「自分は優れている」・「他よりも素晴らしい存在である」という事実とは異なる思い込みによって自己の存在の確立をしている為、「認められない」・「評価してもらえない」ことは許されない事柄となるのです。
肯定してもらえない自分は自分自身認めることが出来ないという考え方から次第に発展していき、思考が泥沼へとはまり込み、やがて感じ方として自己の存在自体を「脅かされた」と思うようになっていくのです。
こうなってしまうと攻撃的な行動に出たりしますから、このような障害を抱えた人が近くに居る場合には十分な注意と共に、そうした障害を抱えた相手への精神面に対する配慮がとても重要となってきます。
他にも脅かされたと感じる場合
「自分は完璧である（完璧でなければ存在価値が無い」という考え方が根底に芯のようにしてある自己愛性人格障害を抱えた人たちは、自分が求めているだけの肯定をされていないと感じた場合以外にも、周囲の人たちから注目されていない・称賛されていないと感じた時に自己の存在が「脅かされている」と勘違いします。
もちろん周囲の人たちからすれば、そんなことはありません。しかし、例え周囲の人間にとっては普通の態度を取っているだけでも、自己愛性人格障害を垢得た人たちにはそう感じることが出来ないのです。
自分の精神の内側へ内側へと入り込んでしまう傾向も強いため、自分が求めているような態度を周りが取ってくれないと、不満で一杯になってしまいます。
その結果、「脅かされた」という感じ方になってしまうのです。
このような障害を抱えた人たちに対する対応は、簡単ではありません。
スポンサーリンク