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自己愛性人格障害の人が教師になった場合に起きる問題
自己愛性人格障害の人が指導する立場になることは珍しくない
自己愛性人格障害の人は自分が理想とする目標に向かって努力をするという一面もあるので、人の上に立つ、あるいは人を指導するような職種に就くことも珍しくありません。ただその場合、部下や教え子に対して圧力をかけてしまい、トラブルを起こすこともあります。
たとえば、自己愛性人格障害の人が教師になった場合ですが、自己愛の人は自分がいいと思っていること、あるいは理想を他人にも強要する傾向があります。
なので、深い信頼関係があれば殿様と家来のような感じでうまくいくこともありますが、そうではないと、強要された方、つまり生徒が非常に苦しむことになります。それまで目をかけていた生徒であっても、自分のいうことを聞かなくなった途端、簡単に見捨てるということもあるので、その経験は生徒の心に傷を残すことになるでしょう。
先生になった場合は理想を追求して暴走する可能性もある
また、自己愛性人格障害の教師と生徒という関係で起こりやすい問題として、教師側の一方的な暴走が挙げられます。生徒は、本当は教師にいわれることが嫌だったとしても、言い返すとさらにひどいことになってしまうと考えて黙ってしまい、それを受け入れられたと勘違いした教師が、さらなる押しつけをしてくるというものです
自己愛が強い人は、自分がやっていることは正しいことだと信じ切っていますが、反対意見がまったくなければ余計にその気持ちは加速します。また、少数の反対は、その少数の人の考え方が劣っていると簡単に切り捨ててしまいますし、場合によっては馬鹿にされていると考えて烈火のごとく怒り出します。生徒が対抗するのであれば一人、二人ではなく、数十人というレベルで反対の声を上げなければなりません。そうしないと支配、強要から逃れることは難しいでしょう。
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