なぜ自己愛性人格障害の人は信用と仕事を失いやすいのか

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なぜ自己愛性人格障害の人は信用と仕事を失いやすいのか

自己愛性人格障害の人は約束を守るのが苦手

自己愛性人格障害の人は、仕事で信用を失ってしまうことが珍しくありません。なぜかというと、まず第一に約束を守れないことが多いことが挙げられます。たとえば締め切りを過ぎても提出物を出さない、あるいは約束の時間になっても打ち合わせ先にこないといったことが多いのです。

 

なぜ、自己愛性人格障害の人は約束を守るのがあまり得意ではないのかというと、自分の気分や論理で動くからです。たとえば、提出物が締め切りに間に合わない場合は、締め切りを設定した側がなにも理解していないという考え方をしたり、待ち合わせに遅れたときは、自分が待ち合わせ場所に到着した時点ですべてをリセットしてしまいます。遅れたことは悪かったけど、それはもう終わった話ということにするのです。

 

当然、こういった対応を何度も取られれば、信用できない人と距離を置かれてしまうことになります。

 

クライアントが離れていっても相手の不寛容を問題にする

では、自己愛性人格障害の人は、自分の行動が問題となって信用と仕事を失った場合、どのように考えるのかというと、相手に理解がないと考えることが多いです。もし、今後自分が大物になった場合、向こうからまた仕事をしたいといってきても絶対に断ろうなどと考えることもあります。才能があれば多少社会性がなくても、相手は受け入れるべきだと思っているので、こういった思考になるのです。

 

小さなことを問題視して、自分の才能を捨てるような人間にはこちらの方から用済み、つまり、自分の行動に問題があった、だから改善して新しいことに臨むとは考えないので、誰と引き合わせてもトラブルの連続になります。若いうちは人間性の問題に目をつむり、才能を評価して付き合ってくれる人も、トラブルばかりだと最終的には離れていくので、中年以降は挽回が難しくなります。

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