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自覚のない自己愛性人格障害は治療困難な障害
本人よりも周囲が困っている自己愛性人格障害について
自己愛性人格障害は通常の病気や疾患とは異なり、本院よりもむしろ周囲の人が困るケースが多いという問題を抱えています。この問題は自分が注目を受けており、高く評価されている状態でなければ気が済まないという極端な正確な偏りとも呼べる状態であり、人格障害に分類されています。他者に対して高圧的にふるまったり、敵対する相手に対して以上に辛辣に当たったりするなどの様々な社会的な問題行動を行います。
この様な状態に自覚がある人であれば良いのですが、現実には自覚がないケースが非常に多くなっており、治療困難な事例として広く知られています。稀に病院で治療を受けたいと本人から申し出る場合もありますが、その様なケースにおいては何らかの形で自覚した場合が挙げられます。そうではない自己愛性人格障害に関しては、自分は正しいという確固たる信念をもって活動しているため、対応はなかなか難しいのです。
現実的な相談対象者は被害者側の方が多い
家庭や職場でその様な歪んだ自己愛を持つ人物とかかわる場合、非常に大きな心労がかかることになる場合があります。その様なケースにおいては本人との付き合い方、距離の取り方などについての知識を身に付けていくことが効果を発揮する場合があります。
自己愛性人格障害の人は自分自身が批判を受けることに対して強い抵抗がありますので、必要が無ければ関わらないようにすることが大切になります。また競争相手や脅威を感じる相手になってしまうと相手の理想的な自己像を維持するための障害になってしまうため、非常に攻撃的な人間関係になってしまう場合があるのです。その様な関係性にならないように立ち振る舞うことが重要です。
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