自己愛性人格障害の治療方法にはなにがあるか

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自己愛性人格障害の治療方法にはなにがあるか

自己愛性人格障害とは

自己愛性人格障害は自己愛が極端に強く、周りの人を巻き込んで自分という人間が優位になるように仕向けたり優越感にひたったりする症状を指します。人の成功に嫉妬心をもってしまうことがあり、わざとその人の前で悪口をいったり、陥れようとしたりもします。自分中心に行動をし、相手に特別な待遇を求めることもあります。また、他人の評価が気になりおどおどしたり不安になったりもします。馬鹿にされたと勘違いをし、傷つくこともあります。

 

このような自己愛性人格障害は、性格が影響しているのではなく遺伝的要因やその人を取り巻く環境が影響しています。そのためそのままにしておいても改善はしていきません。自己愛性人格障害の症状が出ていると感じたら速やかに医療機関を受診することが必要になります。

 

自己愛性人格障害の治療方法とは

治療方法には、精神療法、認知療法、対人関係療法といった個人を中心としたものや、家族療法や集団療法といった集団を中心にしたものがあります。これに加え、症状を和らげるために薬物療法が並行して行われます。

 

自己愛性の場合、うつ病や不眠症などの症状が合併してしまうことがあります。そのため薬物療法で処方される薬には抗うつ薬や抗不安薬、抗精神病薬、精神安定剤があります。

 

治療をさせるうえで注意することは、自己愛性の場合、治療してくれる人を自分の思うように動くよう仕向けてしまうことがあります。自分と同じ感情が芽生えるよう話をすり替えたり、わざと治療者をイライラさせたりすることもあります。イライラや困惑、無力感を感じてしまうと自己愛性人格障害の人の思うつぼになってしまうので、冷静な判断と共に協力者であることを認識させるようにします。

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