自己愛性人格障害の強迫症状と抑うつの関係

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自己愛性人格障害の強迫症状と抑うつの関係

強迫症状と抑うつ症状が同時に現れる場合

自己愛性人格障害では、強迫症状と抑うつ症状が同時に現れることもあります。

 

強迫症状は、例えば摂食障害の人が下剤を使ったり、食後に吐いて食べ物を排出するような行為です。どんな状況であってもとにかく排出するということしか頭に浮かばず、対人関係が狂ってしまうこともあります。また、その影響で生活リズムが狂っていくことも少なくありません。

 

他に、同時に抑うつ症状が出ることもあります。例えば摂食障害の例で言えば、本人は良くないことをしていることがわかっています。しかし、やらないと気が済まないので繰り返してしまいます。そしてなんども「自分はダメな人間だ」と考えるうちに気持ちが落ち込んでしまいます。

 

気持ちが落ち込んでしまうと何も行動できなくなりそうですが、相変わらず問題行動だけは続けてしまうので、さらに嫌気が増していきます。

 

そういった症状の人に対して

自己愛性人格障害の人は、抑うつ状態でも強迫行動は続けます。やらないと気持ちが落ち着かないので、周りが静止しようとすると混乱してしまうこともあります。

 

無理にやめさせるよりも、なぜこういう行動をとってしまうのかを理解してあげることが大切です。特に抑うつ状態の時には良い方向に考えられないので、優しく接してあげましょう。

 

強迫行動は、自己愛性人格障害の本人もおかしいことをやっているということはわかっています。わかっているけれども止められないからこそ苦しんでいるのです。

 

それを無理解に「おかしいから止めろ」と言っても傷つけてしまうだけです。気持ちの落ち込みが激しいと自殺をしかねないので、絶対に意見を押し付けるのはやめましょう。

 

ここまで問題が厄介になってしまうと、心療内科や精神科を受診する必要が出てきます。

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