強迫性の思考を持ちやすい自己愛性人格障害

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強迫性の思考を持ちやすい自己愛性人格障害

自己愛の強さ故の相手に対する配慮の欠如

自分自身が一番であり、世界の中心という捉え方をする自己愛性人格障害者は、周囲に対しての配慮に欠ける傾向があります。特に自分が否定されたような感じを受けると、途端に相手に対して強迫めいた行動をとる傾向があるので、周囲の人はその対応に疲れ切ってしまう事もあります。

 

本人は自分に問題があるとは思わず常に相手を責める事が多いので、普通の人が持ち合わせている思いやりや配慮に欠ける行為によって、周囲から孤立しがちになる事も少なくないです。

 

そんな状態になっても自分に問題があるとは全く思わず、相手を強迫して追い詰める事で益々相手が離れていくという悪循環に陥ってしまいます。

 

偏った思考によって相手だけではなく、自分自身をも追い詰める事にも気付かないこの障害は、対処の方法をうまく考えなければなりません。

 

距離を保ちながら関係を作る事が大切

自己愛性人格障害者にとっては今まで親密な関係であった相手であっても、ちょっとした事が原因でトラブルになりやすくなります。通常の人間関係においては事が起こった時はその状況を把握して、お互いの意見を聞き譲歩し合いながら解決策を見出していきます。

 

そのような考え自体を持たない自己愛性人格障害者は強迫めいた思考で相手を責めるので、対応に苦労します。仕事上の付き合いや会社の同僚などの場合は、付き合い方が難しいのでうまく対応する術を見つける必要があります。

 

一番良いのはあまり親密になりすぎない事です。お互い依存するような関係になる事で、問題が起きた時の反動はとても大きいからです。

 

ほどほどの距離感を保ち、相手をあまり持ち上げない事も大事です。自分が一番だと思い込ませない事で、付かず離れずの距離感を保つ事ができ、会社などでの付き合いもしやすくなります。

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