自己愛性人格障害と強迫行為について

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自己愛性人格障害と強迫行為について

自己愛性人格障害と併発しやすい障害

自己愛性人格障害というパーソナリティ障害があります。人は皆自分が大好きというナルシストの部分があるでしょうが、それが強すぎて、自分こそ一番・他の人は蹴落としてもよい・他の人の幸せは壊すべき、という恐ろしい考えになり、周囲の人々に迷惑をかけるようになるのです。

 

自己愛性人格障害者は、その強い思いからさまざまな障害・病気が併発しやすいです。うつ病や拒食症・過食症もそうですし、強迫性障害に陥る方もいます。人を蹴落とそうという行為に陥るという意味ではありません。

 

もちろん、自分を一番にするために手段を選ばず脅迫して成功を治めようとするかどうかというのも自己愛性人格障害を持っているかどうかの判断基準の一つです。ただ、ここでの「キョウハク」は字が違います。自身の行動に強迫観念が起こる、とらわれの病を指すのです。

 

強迫性障害

家を出た後に、カギを締めたかどうか・火はきちんと消したか、不安になって家にもう一度帰ってきたという経験をしたことある人いるでしょう。縁起を担いで番号を選ぶという方もいます。ただそういった不安やこだわりが度を越した行為となっているなら病気なのかもしれません。

 

性格や生育歴・ストレスなどさまざまな要因が関係して起こると考えられていますが、自己愛性人格障害もまたその原因の一つとなりうるのです。理想の自分となれているかどうか・他人からどう見られているのだろうかと気になりすぎて生活に支障をきたすようになるのです。

 

自己愛性人格障害も強迫性障害も、薬や精神療法などで治療することは可能です。生活に支障をきたしたり他人に迷惑をかけているのであれば立派な病気です。きちんとした治療を行い、生活しやすくしましょう。

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