過敏型自己愛性人格障害の人々はとても羞恥や屈辱を感じやすい傾向

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過敏型自己愛性人格障害の人々はとても羞恥や屈辱を感じやすい傾向

自己愛性人格障害のタイプ

自己愛性人格障害と一括りにされる人格障害ですが、症状ごとに色々なタイプがあります。

 

一概にどの人がどのタイプになるか、絶対的に定義付ける指標はありませんが、一定の目安は存在します。

 

例えば、異様に他人よりも羞恥や屈辱を感じやすいタイプの自己愛性人格障害の人々は過敏型と呼ばれます。

 

文字通り、他人の行動や言動について、過敏になるのが特徴です。ちょっとした日常会話の中で、ごく普通に使われる表現などに過敏に反応してしまいます。また、いわゆる比喩的な解釈や冗談を、本気で受け取ってしまう事も多いです。例えば、毎週釣りに出かけている人々の事を、世間一般では「釣りバカ」といった風に呼びます。

 

この場合の馬鹿とは「その道一本に拘っている人、求道者」といった意味で使われます。世間でもよく使われる表現なのですが、人格障害の人々には比喩的な意味が通じず、本当に馬鹿と呼ばれた、と屈辱感を勝手に感じ取ってしまいます。

 

人付き合いの仕方

自己愛性人格障害を抱える人々との付き合い方は基本的にかなりシビアです。

 

他人を利用する事を随時考えてたり、自分の意見をゴリ押ししてきたり、反抗的な態度を取る友達や部下に対しては執拗的にハラスメント行為を仕掛けてくる等、相手にすると、かなり厄介なタイプと言えます。妙に距離を取ると、今度はそれをネタに嫌がらせに近い行為を仕掛けてくる事もあり、付かず離れずの距離感が最も最適と言われています。

 

そして、特に過敏型の自己愛性人格障害の方々は最も対人関係で揉めやすいです。

 

人一倍、羞恥や屈辱を感じやすいため、普通の人なら出来る世間話が出来なかったりします。自己愛性人格障害には、世間一般ではよく使われる比喩的表現や慣用句は通じにくく、いわゆるギャグや冗談交じりの会話も本気で受け取られてしまいますので、職場等ではどうしても腫れ物扱いされてしまいます。

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