スポンサーリンク
表に立とうとしない過敏型の自己愛性人格障害の内気さ
過敏型は自ら好んで表に立とうとしない
過敏型の自己愛性人格障害の人は、自ら好んで表に立とうとしない傾向があります。表に立つということは、自分が窮地に立たされる確率が高くなるからです。
常に「もし失敗したら」と不安を感じているので、失敗しないために表には立ちません。しかし、本当は自己顕示欲の塊だったりします。
自分で言いたいことが言えないので、文句があるときには他の人に言わせたりという行動をとることもあります。また、言えない自分にイライラして攻撃的になることもあります。こういうタイプの自己愛性人格障害の人をサポートしてあげる人は優しい人が多いため、代わりになってあげてしまい甘やかしてしまうこともあります。
この甘やかし行動が自己愛性人格障害の症状を悪化させてしまうこともあります。このパターンは親子関係で多いので、子供を甘やかしすぎる親は気をつけた方がいいでしょう。
自分を守るための行為
過敏型の自己愛性人格障害の人が表に立とうとしないのは、自分を守るための行為です。また、サポートしてあげる人と自分の境目がわからなくなっていることもあり、自分が表に立たない代わりにその人を表に立たせようとすることもあります。
親が子供を甘やかして代わりに立ってあげるということもありますし、逆に親が自己愛性人格障害で子供を立たせて自分の自己顕示欲を満たそうとするケースもあります。
非常にこだわりが強い傾向があり、少しの失敗に対しても敏感です。絶対に失敗したくないという気持ちの裏には、失敗したら自分が失われてしまうという強い恐怖が潜んでいることもあります。
無理やりこういうタイプの自己愛性人格障害の人を表に立たせようとする必要はありませんが、いずれ自立しなければいけないことを考えると対処法を考えた方がいいでしょう。
スポンサーリンク