他の人の反応が気になる自己愛性人格障害過敏型の症状と原因

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他の人の反応が気になる自己愛性人格障害過敏型の症状と原因

過敏型の典型的な症状

職場や学校などにおいて、他の人の反応を非常に気にする人がいます。もちろん、誰もが自分が他人からどのように評価されているのかは気になるところですが、あまりに過敏な反応を示すようであると、自己愛性人格障害の可能性もありますので、注意が必要です。

 

例えば、他者からの噂話を聞きつけてきた人が、その真相を誰かに聞くことはよくあることですが、あまりにも何度も聞き返したり、噂の真相を話しても聞き入れようとしなかったり、挙句の果てには第三者に感情をぶつける等、自分の感情をコントロールできない症状は、過敏型の典型的な症状になります。

 

このような症状が繰り返し起こるようであれば、できるだけ早い段階で、専門医のカウンセリングを受け、必要な治療を受けることが必要です。治療が早ければ、早いほど早期に症状の改善が見込まれます。

 

過敏型の原因

他の人の反応が気になる原因には、子供の頃の育てられ方が大きく影響しています。自己愛性人格障害の根底には、自分が特別な存在だという潜在意識がありますが、これは、幼少期における両親からの溺愛が作り出したものなのです。

 

子供が生まれれば、両親や親族はかわいいので、ちょっとしたことでも賞賛しますが、幼稚園などに行くと、自分よりも優れた才能を持つ子供がたくさんいることに気づきます。

 

子供は、そのことを、知らず知らずのうちに受けいれ、他者を賞賛する気持ちが芽生えてくるのが一般的ですが、親がそれを認めず、自分の子供を賞賛してしまうと、子供の心の成長の妨げになってしまうのです。つまり、自己愛性人格障害は、親が作り出すこともあり得るのです。

 

自分しか愛せない人生はつまらないものですし、社会からも阻害されていきます。このような事態にならないためにも、親は子供の心の成長を促す教育を行うことが大切なのです。

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