スポンサーリンク
自己愛性人格障害の人への支援や障害者手帳について
障害者手帳はもらえる場合もある
自己愛性人格障害の人は、障害という名称はついているものの、これだけでは障害者手帳の取得は難しいです。ただし、可能性が全くないという訳でもありません。自己愛性人格障害の方が障害者手帳を取得できた場合、その手帳は精神障害者保健福祉手帳になります。
普通は自己愛性人格障害を理由に精神障害手帳の交付が認められるケースはほとんどありません。自己愛性人格障害の方に手帳が交付される例としては、二次障害としてうつ病などの精神疾患にかかっている場合です。この障害だと診断される前に他の精神疾患が原因で病院に行ったという方の場合、その症状によって精神障害手帳が交付されることがあるのです。
自己愛性人格障害の治療法など
自己愛性人格障害に関しては解明されていないことも多いため、確立された治療法はありません。患者個々の症状に合わせ、医師がさまざまな方法を組み合わせて、その患者に最も合う治療を模索しながら進められていきます。治療の主体となるのは精神療法です。
また、症状を緩和するために薬物療法も使われます。薬物療法と精神療法と併用も行われますし、患者の症状次第で入院治療や生活療法がとりいれられることもあります。
この障害は職場や家庭で様々な問題を引き起こしますが、改善に訪れる患者のために医師は精一杯の支援を行います。確立された治療法がないということで医師も治療方法に頭を悩ませますが、それぞれの患者が訴える症状を十分に理解し、一人一人の患者に適した治療を検討するのです。尚、精神療法には、精神分析的精神療法、認知療法、対人関係療法、家族療法、夫婦療法、集団精神療法などがあります。
スポンサーリンク