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自己愛性人格障害はチームプレーの必要なスポーツで克服
自己愛性人格障害の長所と短所
自己愛性人格障害の人は自分を偉大な存在であると思い込み、また周囲からもそう見えるように努力します。他人から賞賛されることを好み、常に大成功の夢を見ています。こうした性質は上手に活用すれば、自分自身を高めることに繋がります。偉大な芸術家やアスリートの中には、しばしば自己愛性人格障害と思われる人がいます。またビジネス界で大きな成功を収める人も少なくありません。
ただし他人を自分に従わせようとする傾向が強く、言うことを聞かない相手に対しては激怒することがあります。また他人に共感することは苦手で、劣位の人間に対しては高慢な態度で接することも多く、人間関係でトラブルを起こしやすいという特徴があります。このような欠点は、チームプレーを必要とするスポーツで克服できると言われています。
自己愛性人格障害の治療法
もともと自己愛性人格障害の人は、自分だけが突出した存在でありたいという願望が強いので、チームプレーは得意としていないのが普通です。しかしスポーツの中で共感性を養い、社会に適応していく態度を身につけられる場合があります。自己愛性人格障害でも重症の場合は薬物療法が用いられますが、あくまで対症療法であり、根本的な解決にはなりません。一般的には精神科医によるカウンセリングが主な治療法になります。
人格障害でも社会生活に特別な問題がなければ、無理に治療する必要はありません。しかし自己評価と社会的評価の乖離が原因で抑うつ状態になったり、ひきこもりや拒食症になったりすることもあります。こうした問題が起きたときは、早めに専門のカウンセラーに相談し、なんらかの対策を講じることが大切です。
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